| カリキュラム ②テーマ学習 |
子どもにとって興味深いテーマを設け、 そのテーマに沿って様々な側面から学びます。
| (3) テーマ学習の取組事例 |
| < テーマ学習 : 伝える > (小学中・高学年)(2004年1~3月) |
| 小学3~6年生を対象に「伝える」というテーマ学習を実施しました。 自分の意見をしっかりと言うことが出来る子が多いのですが、意見を言う時にもう少し工夫したり、もっと相手の気持ちを汲み取ったり、そんなコミュニケーション能力が付けばいいなとナビゲータ側で考えて、このテーマを選びました。 |
| 言葉がなかったら、どうやって伝える? |
| 前半では「伝える手段には何があるか」、「言葉がなかったらどうするか」をジェスチャーゲームや、伝言ゲームなど様々な体験を通して、気持ちをしっかり伝えるにはどうすればいいか考えました。 例えばジェスチャーでは上手くいっても、言葉を使える伝言ゲームでは成功しなかったりと、子どもたちはだいぶ苦労していました。 |
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| 伝言ゲームの様子 → | ||
| テレビは何を伝えているの? |
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後半では身近に接している新聞やラジオ、テレビなどのマスメディアはいったい何を私たちに伝えてくれているかを考えていきました。ラジオやテレビで活躍中のキャスターである森田真奈美さんに話を伺った時には、「伝えることで大切なことは滑舌(カツゼツ)よく話すこと」だとを聴きました。 そして発表に向けて、今までこのテーマで学んだことを活かして“子どもが創るニュース番組とCM制作”を1ヶ月かけて取り組みました。 |
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| ← 自作のラジオを聴いてマス。聴こえる? | ||
| ニュース番組を作ろう! |
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ディレクターやカメラ係、タイムキーパーなどの役割や、誰がどんなニュースを紹介するかなど子どもたちだけで考えて進めていきました。ニュース番組もCM制作も、ニュースの素材探しや番組構成、撮影や編集などと、子どもにはハードワークでしたが、ナビゲータからは簡単なフォローと、撮影や編集などの技術的アドバイスだけで、子どもたちが主体的に考えて創り、なんとか完成させました。 |
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本番では、全員がキャスターになってニュースを伝えました。左の写真はちょうど本番の3秒前で、メインキャスターの2人とタイムキーパーが写っています。 |
| このテーマを通して学んだこと |
| このテーマを通して「これこそが伝えるだな」と強く感じたことがあったので紹介します。 彼女は当時4年生で、とてもしっかりしていて芯の通った子です。でも、人前で発表することはとても苦手で、原稿で顔が隠れてしまい、声もほとんど聞こえません。 発表本番2日前にみんなでリハーサルをしたのですが、彼女は原稿を半分ほどしか読まず、声もほとんど聞き取れないままリハーサルを終えてしまいました。その後、そのリハーサルの状況をみんなでビデオを見て確認し、それぞれがよくないところの意見を出し合いました。彼女は3年生の子から「原稿を自分の言葉に替えれば、上を向いてもう少し大きな声で話せるんじゃない?」とズバリ指摘されました。 今までだったら、「私はこれでいいの!」と言うはずの彼女ですが、この時はビデオで自分の姿を客観的に見たというのもあって、ハッと気づいたらしく、一目散にパソコンに向かい、原稿を自分の言葉に書き直していました。僕はこの様子を横目で見ていて、これが真の「伝える」だなと感心しました。 |
| 翌日が発表会でした。どこかに自信が生まれたのか、今回はお母さんに見に来るよう誘って発表に臨みました。 声はまだあまり出ていませんが、顔をあげ、カメラに目を向け、以前とは比べようもないくらいに堂々としたキャスターになっていました。 今回は彼女だけに限らず、他の子もここでの教訓を活かして、堂々と楽しく発表をしていました。今後も学期に2回ほど発表会があるので、それぞれが個性を出して、しっかりと「伝える」発表をしてくれることを期待しています。 |
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