Q & A

Q & A

1.スクールの位置付け

Q.ラーンネット・グローバルスクール(LGS)はこれまでにどんな活動をしてきたのですか?
A.ラーンネット・グローバルスクール沿革
 1996年4月 教育に新たな選択肢を作るため、炭谷俊樹、由加里、松山治邦の3名でLGSを立ち上げる
         六甲わくわくハウスでアフタースクール「ロゴパソコンランド」スタート。
 1997年4月 アフタースクールを拡充。レゴロゴ、英会話、算数、アート、アウトドアなどのクラスを新設
 1998年4月 フルスクール開校。第1期生を迎える(小学クラスのみ)
 2000年4月 幼児クラス、中学クラス開設、わくわくハウスが岡本に移転。
 2000年11月 NHK(総合)の番組「人間ドキュメント」にてLGSが紹介される
 2000年12月 炭谷俊樹著「第3の教育」出版(角川書店)
 2001年4月 幼児クラスがモンテッソーリ幼稚園バンビーナとなる
 2011年9月 アフタースクール「ダヴィンチクラス」開講

Q.LGSフルスクールは文部科学省認可の学校ですか?
A.LGSフルスクールは文部科学省認可の学校(いわゆる一条校)ではありません。今後の教育改革による法制の変化で、認可を得られる可能性がないとは言えませんが、今のところ具体的な予定はありません。生徒は公立小・中学校に学籍を置き、LGSに通います。インターナショナルスクールに通う場合と同様です。これで進級・卒業・進学については問題ありません。(進路等については2,3の項もご参照下さい)

Q.LGSは特定の宗教や思想に基づいているのですか?
A.特定の宗教・思想には依存していません。
   皆で共有する価値観として「人を大切に、自分を大切に、ものを大切に」を置いています。

Q.LGSの理念とモンテッソーリ教育の関係は?
A.LGSの幼児向けスクール「バンビーナ」ではモンテッソーリ教育を実施しています。バンビーナのナビゲータは「国際モンテッソーリ協会」の教師養成コースを修了しています。一方、フルスクールの対象である小学生・中学生については、モンテッソーリの「自立と自律」の考え方は取り入れているものの、教材そのものは、モンテッソーリ教育のものを用いるのではなく、一般的な教材や独自で開発した教材を用いています。これはモンテッソーリ教育自体は一世紀も前に考えられたもので、どんどん変化する新しい時代にそぐわないからです。LGSのナビゲータは、定期的に内外の先端的なスクールを訪問し、その実践成果から学びつつ、時代にマッチしたカリキュラムを提供しています。

2.学校との関係

Q.LGSフルスクールに通った場合、学校の先生や教育委員会とトラブルになりませんか?
A.地域によって教育委員会の方針は異なりますが、LGSへの通学が出席として認められたり、通学定期が発行されるケースも増えてきています。15年間で100名以上の生徒が在籍しましたが、問題になったケースはありませんのでご安心ください。ご心配なことがありましたらご相談ください。経験に基づいてアドバイスをいたします。

Q.LGSから他の小中学校に転校した場合、適応できるでしょうか?
A.LGSでは自分で状況を判断し、行動する力を身につけます。環境が変わっても、自分らしさをどう発揮できるか自分で考えて適応していきます。これまでも小学高学年や中学で転校されたケースがありますが、皆さん元気に通われています。

3.進路

Q.LGSフルスクールに通った場合、学校卒業資格はどうなるのでしょうか?
A.公立小中学校等に籍を置いておきながら、LGSに通います。 義務教育である小中学校では、学校に登校しなくても進級しますし、卒業資格も与えられます。LGSからも卒業証書を発行しますし、進学に際しては内申書(アセスメント)を発行します。LGSフルスクールが始まって以来、卒業が認められない例は一つもなく、皆さん希望の進学先に進学されていますのでご心配ありません。

Q.LGSフルスクール卒業後はどんな進路があるでしょうか?
A.小学生の卒業後の進路として、これまで、LGS内部進学、私立中学受験、公立中学進学、インターナショナルスクールへの進学、というケースがあります。中学生の進路としては、私立高校受験、公立高校受験、留学のケースがあります。それぞれの方が希望の進路を選択しています。特徴としては、偏差値で進学先を選ぶというよりは、自分のやりたいことは何か、それを実現するためにはどこに進学するのがよいか、という考え方で希望の進学先を選んでいるということです。コンピュータが得意な子、スポーツが得意な子、イルカの研究をしたい子、ロボットの研究がしたい子、栄養士になりたい子、など様々な興味で活き活きと活躍してくれています。結果的にはいわゆる一流大学といわれるところに進学している場合もありますが、それは手段であって目的ではありません。希望の進学先が決まった後は、その学校の試験に応じた内容の問題集をマイスタディの時間に行うなど、カリキュラムの対応も行っています。

4.カリキュラム

Q.どのような考えに基づいてカリキュラムを作っているのですか?
A.カリキュラム作成に当たっては、内外の先進的なスクールのカリキュラムや教材について調べた上で、LGSにふさわしいと思われるカリキュラムを、一部外部の専門家の指導も得ながら開発しています。教材選定に当たっては、以下の" IT's NEWコンセプト "を基準にしています。

<IT's NEWコンセプト>
I nterest 子どもが学習課題に興味を持つ
T ailored  個性が尊重され、興味や進捗に応じた学習プログラムが提供される
N o Limit  発展成長(学べること)に限界がない
E xpress  自己表現する機会が豊富にある
W hy  疑問(=知りたいという意欲)を持ち続ける

Q.既存の学校で学ぶような基礎学力をどうやって身に付けるのですか?
A.テーマ学習やベイシック学習の中で学んでいきます。
テーマ学習では"恐竜"や"宇宙"など子どもにとって興味深いテーマを設け、そのテーマにそって様々なことを学習していきます。その中で、コミュニケーション(日本語・英語)、算数、理科、社会、芸術(アート、音楽)、などの基礎学力を身に付けます。理科については小中学生に必要と思われる学習課題をテーマ学習でカバーします。一方社会については「広く浅く」ではなく、個別テーマを深く考える形をとっています。読み書きや計算など、反復練習が重要であることについてはベーシック学習の中で学んでいきます。ここで大事なことは強制による反復練習ではなく、自らの意志とペースを重視していることです。自分で計画し、やり遂げる力をつけることで本当の基礎学力が身に付きます。

Q.LGSフルスクールでは英語のクラスはどのように位置づけられていますか?
A.小学生においては会話やゲームの実践を通じて英語の音やネイティブスピーカーの外国人とのふれあいに慣れることを重視しています。読み・書きや文法については中学生になってから中心に学びます。基本的に国際社会に必要な基礎を身につけるという考えですが、即留学できるレベルが通常のクラスで得られるわけではありません。

Q.学習においてコンピュータやインターネットをどのように活用するのですか?
A.学習支援ツールとして、3通りの重要な用途があると考えます。
1.インターネットで世界中から情報を集めるなど、情報収集の手段として
2.写真や絵、音などいろいろな素材を使って、自分の考えを表現する手段として
3.試行錯誤を何度でも繰り返して、納得いくまで試せるシミュレーションの手段として
子どもたちは辞書や画用紙を使うと同じように、一つの便利なツールとして使いこなしています

5.スタッフ・協力者

Q.どうして"先生"でなく"ナビゲータ"と呼ぶのですか?
A.情報がネットワークによって誰でも手に入る時代となると先生がすべての必要な知識を持ち子どもに教えるという事はどんどん難しくなっています。むしろ子ども自身が主体的な探索者として、必要な情報を取捨選択する力をつけることが重要であり、大人は子どもの知的探検の側面支援者であるべきであるという考えから、"ナビゲータ"と呼んでいます。

Q.ナビゲータはどのような方針で子どもに接しているのですか?
A.LGSでは以下のようなナビゲータガイドラインを作成し、心掛けています。
<子どもを見守る>
どんなことに興味を持つか?何がうれしいか?悲しいか?
どのような表現をするか?どのように人と関わるか?
新しいことにどのように取り組もうとするか?
等、一人一人の特徴(違い)を観察する。
問いかけをするのもよいが、主体性や集中を妨げるほど
関わりすぎないようにする。

<いい刺激を得られる環境を提供する>
興味のあることに一緒に取り組む
好奇心のきっかけとなるような体験、情報等へのアクセスを提供する
好奇心が深まるような質問をする

<フィードバックする>
結果や点数で評価するのではなく、観察を通じて
自分が見たことや感じたことを素直に伝える。
いやなことはいやとはっきり伝える。
難しいときに子どもが甘えて頼ってくるときなど、
ときには「自分でやってみて」と突き放すことも大事。

Q.LGSの推薦者・協力者にはどんな方がいるのですか?
A.LGSは教育改革の一つの事例として注目されており新聞、雑誌、テレビ等の取材や講演の依頼を受ける機会も多くあります。多くの方の応援・協力を頂いております。世界的に著名な経営コンサルタントの大前研一氏や東京大学の中須賀真一教授には推薦者にもなって頂いております。2008年には、大迫弘和同志社国際学院校長(元千里国際学園学園長)、LGS提携校の東京コミュニティスクールの久保一之代表理事、およびLGS代表炭谷俊樹の3名で「知の探究社」を設立し、「探究する力」という本を出版しました。3校で実施されている「探究型学習のカリキュラム」を国内の学校に広める活動を実施しています。

6.保護者とスクールとの関係

Q.LGSフルスクールに子どもを通わせた場合、保護者に期待される役割はどんなものでしょうか?
A.お子さんの可能性、自主性を信頼し、過度に干渉することなく、自主的な学習、意志決定を奨励、支援されることです。またクラスの見学や、ご意見をいただくことも歓迎です。学期毎に発表会にお越しいただき、学期末には保護者面談を行います。LGSのナビゲータとコミュニケーションをとりながらお子さんの成長を暖かく見守り、ご支援頂ければと思います。
  また、保護者の方には「やりたいことを、やりたい人が、やれる範囲でやる」を原則に自主的に活動していただいています。例えば「看板作り」「フリーマーケットへの参加」「夏休みの川遊び」などいろいろな企画が提案され実施されています。参加義務はありませんので、ご興味のある部分で、無理のない範囲でお力をお貸しください。

Q.子どもの学校での様子を親にどういう形で報告してもらえるのですか?
A.各学期末に、「アセスメント」と呼ぶ書面とともに面接で報告いたします。「アセスメント」は成績表・通知簿のような数字の羅列ではなく、お子さんがどのような点で成長されたか、あるいは強みをもっておられるか等についてナビゲータが感じたことを文章で記述したものです。面接では、「アセスメント」の内容をご説明するとともに、お子さんの成長をどう育むかについて双方向で話し合います。

7.費用

Q.フルスクールの授業料は他の学校と比べて高いですか?
A.無料の公立学校に比べると当然高くなりますが、私立学校と同等のレベルです。むしろ寄付金がないぶん透明であるといえますし、少人数教育であることを考慮すれば高くはないと思います。

Q.学費以外にどんな費用が発生しますか?
A.岡本わくわくハウス~六甲山のびのびロッジ間のスクールバス代として、年に72,000円いただいております。これ以外にかかり得る費用としては、校外への見学における実費程度ですが、これらについては事前に保護者の方のご承諾を得て行います。なお寄付金等は基本的に募っておりません。

Q.このような学費の設定でスクールの経営は大丈夫なのでしょうか?
A.無駄な経費を省くなどで安定的に運営できる体制を整えております。また、研修やコンサルティングの実施等によって経営基盤を支えています。

8.応募・入学資格

Q.応募する前にスクールの様子を見学することはできますか?
A.月に1日程度、見学日を設けています。原則として入学希望の方を優先してご案内しておりますがそれ以外にも様々な目的の方が見学にお越しになります。

Q.入学の時期はどのようになっていますか?

A.新一年生は基本的に4月入学ですが、途中入学の場合は学期ごとに生徒募集を行います。
入学は各学期のはじめ(4月、9月、1月)から可能です。

Q. LGSフルスクールの入学資格は何でしょうか? 筆記試験や面接はあるのでしょうか?

A.まずは入学応募書類にご記入いただき、LGSの趣旨と家庭の教育方針に矛盾のないことを確認します。その後、お子さんのスクール1日体験及び保護者面接を行い、それらを総合して、入学の判断をさせていただきます。筆記学力試験は行いません。

Q. LGSフルスクールは才能に恵まれた人のための英才教育なのですか?
A.試験で選抜して英才を選ぶようなことはしません。LGSではすべての子どもは何らかの天賦の才を持っていると考えており、それを発揮する手助けをする場所であると考えています。

Q.障害児を受け入れますか?

A.障害のあるなしではなく、通常のクラス運営と個別の配慮で可能な範囲と判断できる場合、受け入れております。ただしとくに専門家が常駐しているわけではおりません。

Q.外国人や帰国子女は入学できますか?

A.入学できます。ただしほとんどのクラスは日本語で行われます。

Q.入学は考えていないのですが、イベントなどにスポット的に参加することはできますか?

A. LGSでは定期的に一般の方にご参加いただけるイベントを行っております。夏休みにはサマースクールを3泊4日で行っています。また、不定期ですが、イベントも行っております。これらのイベントは、ホームページ又は毎月1回発行の会報誌「ラーンネット通信」(有料)にてご案内しております。ラーンネット通信を購読ご希望の場合はお知らせ下さい。