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「知の探究」プロジェクトがスタートします!

偏差値一辺倒の教育に別れを告げ、人生や社会を豊かにするための
本質的な学びを追求する「知の探究」プロジェクトをスタートすることとなりました。
教育界・経済界をはじめ、志ある多くの方々とともに創り、
新たな価値観・学びとして日本中に広めて行きたいと思います。

(以下は「第3の教育」メールマガジン103号(2008年1月30日発行)と同じ内容です)

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■ 何かおかしい、国内の大学進学事情
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最近、国内の大学の状況をいろいろと調べていたのですが、どうも
おかしな事が起こっているようです。少子化にともない大学全入時代と
なり、多くの大学が定員割れを起こし、経営があやしくなりつつあります。
大学はなんとか学生の質と量を確保しようと、カリキュラムを工夫
したり入試の内容を多様化していく。とくに、推薦入試やAO(アドミッ
ション・オフィス)入試など新しいタイプの入試もどんどん増えています。
また大学付属校・系列校や推薦枠の拡大など、学生の確保の手段に必死です。
ところが、本来は高校での勉強や課外活動の状況など、ペーパーテスト
だけでははかりづらい力を総合的に見て学生を採用するはずの推薦や
AO入試が、勉強しない子のバイパスになってしまっているのではとの
問題点が指摘されています。高校の進路指導の先生としても、より
たくさんの学生をいい大学にいれたいとの考えから、勉強の出来る生徒
には通常の受験を、そうでない生徒には推薦やAO入試を勧めるというのは、
ある意味理解できるかも知れません。
大学を受験する高校生や保護者の立場からすると、進学しやすく
なっている事は嬉しいことかも知れません。でもこんな事でよいのかと
心配になります。
付属校・系列校や推薦の多い大学の先生は学生の学力や意欲の低下に
嘆いておられますし、付属校・系列の高校の先生も、「受験に安心して
しまって勉強する意欲がない」高校生の増加を心配しておられます。

「受験のための勉強」の必要性が薄れていく中で、では何のために勉強
するのか?それはやはり自分の人生のためであり、社会を豊かにするための
本当に意味のある勉強であるべきでしょう。

欧米を見てみると、これまでの一連のメルマガでもご紹介してきました
ように「国際バカロレア(IB)」など、受験のためではなく、本当の意味で
自分の人生を豊かにすることを目指したカリキュラムが工夫されています。
上記のような問題が国内で顕在化してきた現在、これまでの偏差値
一辺倒の教育に別れを告げ、新しい、本質的な学びを導入していく
チャンスではないでしょうか?

このような問題意識を年末当たりからいろいろな方と共有する中で、
以下に述べる「知の探究」プロジェクトのアイデアが生まれてきました。
ラーンネットと提携校である東京コミニティスクールの久保代表や
市川校長らと設立準備メンバーとして共同作業を進めていますし、
教育に見識の高いいろいろな方のご興味・ご意見をいただいており、
今後どんどん輪を拡げて行きたいと考えています。


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■ 「知の探究」プロジェクトをスタートします
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私なりに学生さん達のあるべき姿をイメージしてみますと:
・自分の人生や社会を豊かにする、本質的に意味のある学習をしてほしい。
 とくに人に言われたこと、マスコミで言われていることを安易に鵜呑み
 にする のではなく、自分なりの考えや信念を持って生きてほしい
・スポーツや音楽など、のびのび学生生活をエンジョイしてほしい、
・何か達成感のあることを成し遂げて成功体験とし、進学や職業にも
 生かしてほしい
といったことです。これらを実現するためにプロジェクトでは
以下のような内容に取り組んで行く予定です。

<カリキュラムとして開発、普及・導入、実践していくこと>
・高等教育(大学等)における、「知の探究」をベースとして人間と
 しての器を 広げるためのリベラル・アーツカリキュラム
・中等教育(中学、高校)における、知識の深堀と運用を徹底して
 行なう「知の探究」カリキュラム
・初等教育(小学校)における、生活や社会と学びのつながりを
 実感しながら、知識を獲得するための探究を徹底して行なう
 「知の探究」カリキュラム
・社会人教育における、「知の探究」をベースとした実践的問題解決
 プログラム

<教育のアプローチを普及させるために実践していくこと>
教師のプロフェッショナルスクールを設立し、以下を実施
・カリキュラムの理解・実践
・学習者への指導とアセスメント
・ファシリテーション

<現在の教育や社会に向けて、具体的な達成目標として考えていること>
・偏差値以外の指標となるよう、「知の探究」プログラムでの評価を
 標準化する
 例)大学のAO入試、中学・高校におけるAO入試への採用
・社会に出てからの力の指標であるコンピテンシーと連動した評価と
 して認知される
・「知の探究」を各家庭の知的会話の一シーンとするためのガイド
 ラインとなるよう、書籍発行、雑誌連載、セミナー等による啓蒙、
 普及を継続的に実施する


現在はプロジェクトの設立準備段階であり、今後どのような体制で進めて
行くかを関係の皆さんと検討しているところです。このメルマガでも
ある程度進捗をご報告していこうとは思いますが、
・より詳しい情報が知りたい
・プロジェクトメンバーとして積極的に関わることにも興味がある
(カリキュラムの研究開発メンバー、学校での実践、企業としての支援など)
という方は、以下の設立準備事務局までメールをお送り下さい。
お名前、メールアドレス、
あとよろしければ、お仕事など簡単な自己紹介をご連絡いただければ幸いです。

「知の探究」プロジェクト設立準備事務局
tankyu@tokyocs.org
担当:安松

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2008年01月31日 16:57に投稿されたエントリーのページです。

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