ラーンネットBlog

幼児の目線に立つ(ラーンネット通信10月号より)

モンテッソーリ幼児教育に携わる大人の基本姿勢は、正座です。出来るだけ子どもを見下ろさず、顔と顔が、眼と眼が、真正面で出会えるよう心を配ります。

私は、子どもを見上げるのが好きです。物理的に 大きな大人が小さくなり、小さな子どもが大きくなると不思議なことが起こります。まず、子どもの表情が やわらかくなります。そして、会話が無邪気になります。子ども達は アイコンタクトをとりながら、相手の本気度を慎重に吟味し、もしその人物が「安心」に値すると判断すれば、心のドアを開き 私達(大人)の知らない 「高さ(身長) 100cm の世界」へ いざなってくれるのです。

今夏 バンビーナは、部屋の模様替えをしました。絨毯を新調し、モンテッソーリ教具を増やし、それらを置く為の棚を吉岡さんに作って頂きました。そして その一連の作業の仕上げに、掛け時計を子どもの眼の高さまで降ろしました。すると どうでしょう?!!子ども達が時計に興味を示し 「今は、11時17分や!」 と日常の様々な時刻を嬉しそうに読み始めたのです。

子どもは、環境の変化にとても敏感です。マリア・モンテッソーリは、生物学者デ・フリースが発見した (期間限定で)総ての生物に潜在的に与えられている環境適応能力を人間の成長発達にも見出しました。それが「敏感期」です。0歳から6歳の乳幼児期には、言語・運動・秩序・感覚 そして社会性などの敏感期があり、その能力と適切な環境が出会うことで 子どもは、自分を構築していきます。

これからは、この新しい環境で 今まで大切にしてきた物や事をバランス良く組み入れながら、今年のメンバーならではの愉快なハーモニーを奏でていきたいです。(よしこ)