ラーンネットBlog

探究ナビゲータ講座応用編初開催!(ラーンネット通信11月号より)

準備・リハ・本番という守破離 Byのりさん

のびのびロッジに冬の足音が聞こえた10月最後の日、探究ナビゲータ講座応用編を初めて開催しました。ナビ体験をメインにしたプログラムで、皆さんの熱意に圧倒された2日間となりました。参加された5名の感想をお届けします。(まっきー)

授業を全くした事がない私でしたが、ばけいさんのアドバイスを元に保育士志望の娘にも教えてもらいながら「カレーって」という授業の準備をしました。スパイスやカレーの本を買い込んだりして参加しましたが、リハーサルの中で、「そんなに物を出したら子ども達が物に集中して授業が進まない、物を出すタイミングや量はよく考えた方がよい。」というアドバイスをいただきました。1日目の前半に高学年の子ども達と一緒にいて様子を実感していたので、アドバイスを受け入れる事が出来ました。実際の授業の時は、前日にいただいたアドバイスと、ちゃんと準備したからこそ出てきたアドリブで、乗り切る事が出来ました。「私はカレーが好きなのでずっとカレーを食べ続けたい。どうしたらいい?」という問いに、様々なアイデアが出ました。「貿易を盛んにする、日本でスパイスを栽培する、インドに住む、スパイスを作っている国々から日本まで橋をかける、ハヤシライスをカレーという」などなど。子ども達のアイデアの多様性には、正直、脱帽でした。授業の時に感じた「受け止める」「手放す」は落語などのライブとも似通っているとも感じました。応用編という学びの機会を作っていただきありがとうございました。別れ際に、ある子から「カレーさんって呼んでまいそうやわ」という最上級の言葉をいただきました。(のりさん)

「お山の教室に行きたい!」「ラーンネットで繋がる仲間に出会いたい!」という、ただ「やりたい!」という動機だけで今回参加しました。初日に子ども達の普段の様子を見て、触れ合って感じて私を知ってもらって、私もラーンネットの仲間に入れてね、というスタンスで臨みました。プログラムの中では、受講者の方々とナビの前で翌日の授業を練習することができ、自分とは違った視点でのアドバイスをもらえます。その他の時間も、教育の話をしたり、自分の悩みを話したり、他の方の興味のあることや専門のことを聞けてとても有意義です。一泊二日という時間を使った、贅沢な講習。個人的に、寝食ともに過ごすことって、人と人の関係において重要な意味があると思っています。私は中学年クラスで漢字についての授業をしました。漢字を好きになってもらおうということで、自由に漢字を作ってもらいました。オリジナルの漢字が出てくる出てくる!子どもたちの想像力、創造力にびっくりしました。他の方の授業も見学することができ、あれこれ講評するスタンスというより、自分も授業に参加するように楽しめました。

今回の経験を、今後の生活や仕事に活かしていきたい!というそれだけのものではなく、私はあの空間が好きなのです。失敗とか、無知とか、不得手とか、そういう自分の中の弱点も、今まで気付かなかった強みや長所も、ありのまま受け入れてもらえる環境がとても好きなのです。わからないことをわからないと胸を張って言える、お互いの違いを優劣をつけずにただ違うんだ、と認め合える、そんな空間で、この先も機会があれば、新しい人、おなじみの人と楽しい時間を過ごしたいなと思います。またこのような機会があれば参加させて下さい。楽しい贅沢な時間をありがとうございました。(さきさん)

< 基礎編から応用編にチャレンジする理由>そもそも、基礎編を受講する理由として、子どもに対して第三の教育で関わりたいと思う方が大勢を占めると思いますが、私は、子どもに対する関わり方に止まらず、人との関わり方の基本を第三の教育にしたいという思いがあり、基礎編、応用編、オンライン講座を受講しました。私なりの解釈として、第三の教育とは、「自立と自律」と捉えています。一人ひとりの「Being(存在・在り方)」(自立)を大切にしながら、探究サイクル(自律)が走り出すことを意識して、相手と伴走する関わりを持つ(ナビゲーションする)ことで、自立が現実社会で実現していくことが、このトレーニングの本質だと思っています。
そのような前提で捉えた場合、多くの方々が、理想のあるべき姿として、第三の教育に憧れ、基礎編を受講します。そして六甲山で感動し、いい気づきを得て挑戦しようと下山していきますが、現実に戻った際、第三の教育を信条としている人も少なく、日々の日常に忙殺される中で、徐々に、第三の教育で出会った、新しい自分から、元の自分に戻っていくようになります。結果、基礎編を受講し、新しい息吹が、頭だけの理解で体に沁み込まずに、投資した時間とお金の価値を失うことになりがちであり、私はそれがもったいないと感じています。私自身は、全ての人々に、第三の教育を強要するわけではなく、自分自身が気づいて変わろうと思っている人が、継続して変わっていくために、応用編を活用することを提案したいと考えます。応用編を目標とすることで、日々の生活の中でも、第三の教育を実践し続けようという動機につながり、自分自身が試行錯誤をする中で、それを受け止めてくれるメンバーと再び会うことを期待することで、自分の挑戦が一人じゃなく、みんなも頑張っていると元気が湧いてきます。
応用編は、しっかりと事前準備を行い、メンバー同士で提案/支援を行うことができるプログラムになっています。ラーンネットの子ども達に何を教えたらいいのだろうと思いますが、今回参加した方は、自分が人生で興味を持ち、取り組んできたことを子ども達に伝えました。大人が自分自身の興味や探究をシェアすることで、子ども達は大いに関心を示し彼ら自身の学びになると共に、応用編の参加者にとっては、子ども達からの素直なフィードバックにより、自分自身のナビゲーションがどうであるかをはじめ、自分自身の人生を振り返るきっかけにもなりました。何よりも応用編に参加する方々は、第三の教育を実践しようとする熱い方々ばかりなので、とても勇気を得ることができます。是非、基礎編で止まらず、応用編にチャレンジする目標を持ち、自分の中で芽生えた、第三の教育に変わっていこうとする決心を後押しする、エンパワーメントとなる機会を応用編で受け取ってください。(ルフィさん)

私は、2017年に1年間継続してオンライン講座を受講し2018年4月に基礎編に参加、そして応用編に参加という流れで受講をさせて頂きました。
まず楽しかったのは、応用編参加までの準備です。たまたま忙しい時期と重なったため、十分な時間は取れませんでしたが授業内容を企画して、ナビゲータの方にアドバイスをもらいながら進めていきました。自信は全くありませんでしたが、「こうしたら面白いかも?」「こんな事をすればどうなるかな?」などと考えながら準備していく事だけでも、有意義な時間を持てました。
応用編当日になっても自信は持てず、緊張するばかりでしたがナビ体験をする前日に、同じ受講生やナビゲータの方を前にしてリハーサルができた事で、当日の感覚を大枠で感じることができ、修正点も明確になりましたので本番は、自分が思っていた以上にナビゲーションを行う事ができました。内容的には、反省するところだらけでしたが、とても楽しい時間でした。
オンライン講座も十分得るものがあると思いますが、生のナビ体験では1対多のやり取りを行う事ができ感じ取れる事も数倍に膨れ上がりますので、応用編に参加させて頂いて、とても良かったと思います。(すーさん)

ラーンネットとの出会いは、仕事で日本の教育現場をリサーチしていた際、「第3の教育」を探し当てたことがきっかけでした。スクールを訪ね、ナビゲータの方々や親御さんにお話を聞く中で、ナビ講座に関心を持つようになりました。そして基礎編に参加し、この講座が子供に対してだけではなく、あらゆる人間関係(例えば、職場)に活用できると痛感しました。
今回の応用編は、基礎編で学習したものを実践したいという気持ちと、「探究サイクル」で学ぶラーンネットの子どもたちと話してみたいという好奇心から申込みました。公立学校に通う子どもとどう違うのか、公立の小中学校に通った自分の経験と比べてみたいと思ったのです。結果ラーンネットの子どもたちは個性が際立っていること、積極的に発言するけれど傍若無人ではなく、相手の様子を観ながら話していることがよくわかりました。彼らの素の意見はどれも興味深く、知り合えてとても嬉しかったです。
まず事前に「ナビ実践のプラン」を作成することから始まりました。私は「将来の仕事・働き方」について、中学生に話すことにしました。教育のリサーチ中、キャリア教育の必要性についてよく見聞きしたことを思い出し、また将来の働き方をイメージすることで、現在の学ぶ意欲を高めてもらえればと考えました。
講座の初日、担当の中学生6名の特徴(性格、興味、反応の仕方、誰と仲良しかなど)を観察し、と同時に実際のナビゲータが授業を進める様子も観察でき、とても有意義でした。まさに、基礎編で習った「知る・感じる」→「ゴールイメージをもつ」→「ナビゲートする」が実践されていたからです。個々の子どもたちの思いを漏れなくキャッチし、丁寧にナビゲータの思いを込めて返す。自分がかつて経験した、“先生が正しい前提で進められる、枠にはまった授業”とは異なりました。どの子もナビゲータもフラットな立場で意見交換できるので、子どもたちは前向きで、クラス全体が心地よい雰囲気に包まれていました。
初日のラストは応用編参加者のリハーサルです。参加者全員からコメントをもらうことができます。共通の課題は「ゴールイメージの設定」でした。“テーマを広げすぎず(焦点が絞りきれないと、脱線しやすく時間切れになりやすいため)、狭めすぎない(子供たちの幅広い意見にも耳を傾けないと、興味を持ってもらえないため)ことが肝心”と聞き、私は内容を大幅に削りました。リハーサル後の会食時なども他の参加者と議論を交わし、翌日の本番に備えました。
ナビ実践の当日、絞った内容をなるべく短い文章で話し、わかりやすく伝えられるようにしました。そして、できるだけ子どもたちから意見をもらい、その意見に応えることで、みんなの興味を最後まで引っ張れるよう努めました。子どもたちの理解力や意識の高さにも助けられ、授業は思っていた以上に盛り上がり、そして何よりそれぞれの子どもたちと将来について語り合えたことが忘れられない思い出となりました。
今回応用編は初めてとのこと、ぜひ今後も続けてほしいです。基礎編で参加者同士の“ナビ体験”をした後、実際のスクールで“ナビ実践“する前に、観察やリハーサルをすることで、参加者全員が本番の”ナビ実践“は飛躍的に改善されていました。実際の子どもやナビをじっくり観察し、リハーサルで個別具体的なコメントを頂くことで、”ナビ実践”のイメージがはっきりしたからだと思います。今後も機会を見つけ、「知る・感じる」→「ゴールイメージをもつ」→「ナビゲートする」をブラッシュアップしつつ、日頃の人間関係に生かしていきたいです。(れいさん)