ラーンネットBlog

舞台上で輝くひとりひとりのクリエイティビティ(ラーンネット通信8月号より)

7月19日、神戸・新長田の“アートシアターdB神戸”の舞台上では、若き役者たちが光を放っていました。どの子もそれぞれに個性を生かし、キャラクターが立っていて、役割を果たし、サポートし合い、大きなミスやトラブルもなくみごとに『病は気から』を完成させることができました。

多くの方に、「長い、難しい台詞をよく覚えたね」とお褒めの言葉を頂きました。確かに3ヵ月(実質2か月半)であそこまでやったことはすごいのですが、正直それは時間さえかければ大抵の人ができます。本当に彼らが凄かったのは、個々にしっかりとクリエイティブに自己表現をしたことにあります。期間が非常に短いこともあり、少々強引に引っ張る演出家(?)の下、ややもすればその操り人形になりかねない。そうなっては彼らが輝かない。そのような状況の中で、経験のないところでのクリエイティビティをどう潰さずに引き出すのか。私が集中したのはそこでした。

今回はしっかりと『身体表現』をしてもらいたかったのですが、自分自身と向き合い、自らの感情や想像力を動かし、身体を使って表現をすることができた彼らは、本当に輝いていました。

みんな、凄いぞ!この後は出演者からのコメント!(ゆう)

<KNさん> 私達は3ヵ月、劇の練習に励みました。通常に比べると練習が少なく、しかもほとんどの人が初心者ばかりで最初は「大丈夫なの?」と思った位でした。でも、皆練習を積み重ね、それらを克服してくれました。そして本番、途中で台詞が詰まったりしたけど、なんとかがんばって乗り切りました。劇が終わると「もっと上手にやりたかった」という思いが出て、そして「めっちゃ楽しかった」と言ってもらえました。色々ありましたが、成功して良かった!皆、おつかれ、よくがんばりました。

<TYu君> 僕はあまり最初、集中していなかったけど、2週間前には気合が出てきて、少しは本番が楽しみになりました。最初は「3ヵ月」と稽古時間が短いにも関わらず、余裕をかましていたものだけど、それも5月には自分が今ヤバい状況にいることに気付いて、まずはセリフを頑張って覚えて、それでも台本を手放す目標日には間に合わず、結局本番2週間前にまでかかってしまいました。日々の稽古では「言われたことをもう1度言われない」ことを意識していたので、同じ失敗をすることは、人一倍少なかったと思います。やることが多すぎて、衣装を忘れたり台本を教室に忘れたりだったけど、一人が足を引っ張っても、17人もいるとうまくいくものだと分かった。これは野球でも生かしたいと思った。僕も稽古を止めたり直前の腹痛や頭痛で足を引っ張ったと思うけど、やっぱり17人もいると僕も本番も上手くいった。今回の演劇は最初、興味はなかったけど楽しかった。ゆうさん、いっしー、他の出演者、お手伝いの皆様ありがとうございます!

<TYo君> 演劇をやるって聞いた瞬間、僕は倒れそうでした。感情表現は好きじゃないし、今は人目を気にする思春期の真っ最中。劇など小学三年生のミュージカル以来。最初は渋々練習していたけれどメンバーの白熱した演技に刺激されて次第に僕のモチベーションにも火がついた。途中色々ハプニングがあったけれど、最後までやりきることができて今は充実感で満ち溢れている。メンバーの皆、お疲れ様。そしてゆうさん、貴重な体験をありがとう😊