| (3) 「とことんやろう!」の取組事例 |
| 「お菓子作り」 (2006年1学期) |
| 元気いっぱいで、走ったり飛び跳ねるのが大好きな4年生の女の子Yちゃん。彼女はこの1学期の「とことんやろう!」に『お菓子作り』をすると決めました。以前からお菓子作りには興味があって、他の子がお菓子作りをしていると、必ずといっていいほど「手伝う~!」と言って、一緒にお菓子作りをしていました。 |
|
お菓子を作る作業自体が楽しく、作業中はとても集中して真剣そのものでした。いつもにぎやかな姿とは別人のようです。卵白を泡立てた時、彼女は手が痛くなるまでかきまぜて、前髪をメレンゲだらけにしながらも角を立てていました。大人でも手動で卵白を泡立てるのは大変です。彼女は友達やナビゲータにも手伝ってもらいながらしっかりと取り組んでいました。自分で作ることが出来たことがうれしかったようで、とてもいい顔をしていました。 |
| 最初は時間がかかりすぎてしてしまい、後片付けが時間内に終わりませんでした。とことんの時間は1時間20分。オーブンを使う時はたいてい時間が足りません。そのことを注意されて、彼女は「時間内に終わらせるためには、早く作り始めよう」と自分で考え、昼休みから作り出しています。お弁当を食べ終わってすぐ、遊ぶ時間を削って昼休みから取り組んでいるのです。自分で決めたからとても積極的です。 |
| そして彼女は、出来上がったお菓子を家族や友達に食べてもらうのを一番楽しみにしていました。お菓子作りの醍醐味はそこなんです。作る過程や出来上がることはもちろん楽しいものですが、友達や家族に食べてもらって「おいしかった」「すごい」と言ってもらえることが、何より自信につながります。そしてまた「おいしい」と言ってもらえるお菓子を作ろうとさらに気合いが入っています。 右の写真は母の日にお母さんに渡すためにお手紙を書いているところです。心のこもったプレゼントになりました。 |
|
|
好きなことをやりたい時には、気持ちの入りようが違います。彼女の場合、それが今回のお菓子作りでした。お菓子を作りたいからレシピにある難しい漢字をがんばって読もうとしたり、苦手で面倒くさかった片付けを素早くできるようになったりと「やりたい」と思うことがどんどん出来てきます。出来ることが増えるという楽しみもあります。 |
| 1学期の途中でも、ナビゲータみんなが彼女に対して「変わった」という印象を持っていました。この「とことんやろう!」の時間で集中力や自信を身につけると、他の時間にもいい影響を及ぼし、とっても落ち着いて過ごすことが出来ています。 |