FAQ

1. スクールの位置付け

Q. LGSフルスクールは文部科学省認可の学校ですか?
A. LGSフルスクールは文部科学省認可の学校(いわゆる一条校)ではありません。生徒は公立小・中学校に学籍を置き、LGSに通います。インターナショナルスクールに通う場合と同様です。卒業証書は公立校とラーンネットの両方から発行されます。1998年のフルスクール開校以来、進級・卒業・進学について問題は一切ありませんのでご安心下さい。(進路等については2,3の項もご参照下さい)
Q. LGSは特定の宗教や思想に基づいているのですか?
A. 代表の炭谷俊樹のデンマークでの経験やモンテッソーリ教育の「自立と自律」の考え方を参考として作られた学校であり、特定の宗教・思想には依存していません。
スクールの理念としてOplysning(互いに尊重し、刺激しあって成長する)を置くとともに、皆で「人を大切に、自分を大切に、ものを大切に」という価値観を共有しています。

2. 学校との関係

Q. LGSフルスクールに通った場合、学校の先生や教育委員会とトラブルになりませんか?
A. 学校にはスクールでの状況を毎学期のレポートで報告してご理解いただいている場合が多いです。地域によって教育委員会の方針は異なりますが、LGSへの通学が出席として認められ、通学定期が発行されるケースも増えてきています。進級、卒業等で問題になったケースはありませんのでご安心ください。
Q. LGSから他の小中学校に転校した場合、適応できるでしょうか?
A. LGSでは自分で状況を判断し、行動する力を身につけます。環境が変わっても、自分らしさをどう発揮できるか自分で考えて適応していきます。これまでも小学高学年や中学で転校されたケースがありますが、皆さん元気に通われています。
Q. LGSの理念とモンテッソーリ教育の関係は?
A. LGSの幼児向けスクール「バンビーナ」ではモンテッソーリ教育を実施しています。バンビーナのナビゲータは「国際モンテッソーリ協会」の教師養成コースを修了しています。一方、フルスクールの対象である小学生・中学生については、モンテッソーリの「自立と自律」の考え方は取り入れているものの、教材そのものは、モンテッソーリ教育のものを用いるのではなく、一般的な教材や独自で開発した教材を用いています。

3. 進路

Q. LGSフルスクールに通った場合、学校卒業資格はどうなるのでしょうか?
A. 公立小中学校等に籍を置いておきながら、LGSに通います。 義務教育である小中学校では、学校に登校しなくても進級しますし、卒業資格も与えられます。LGSからも卒業証書を発行しますし、進学に際しては内申書(アセスメント)を発行し、進学先の学校に提出します。皆さん自分の希望の進学先を見つけ、進学されています。
Q. LGSフルスクール卒業後はどんな進路があるでしょうか?
A. 小学生の卒業後の進路として、これまで、LGS内部進学、私立中学受験、公立中学進学、インターナショナルスクールへの進学、というケースがあります。中学生の進路としては、私立高校受験、公立高校受験、留学のケースがあります。それぞれの方が希望の進路を選択しています。特徴としては、偏差値で進学先を選ぶというよりは、自分のやりたいことは何か、それを実現するためにはどこに進学するのがよいか、という考え方で希望の進学先を選んでいるということです。コンピュータが得意な子、スポーツが得意な子、イルカの研究をしたい子、ロボットの研究がしたい子、栄養士になりたい子、など様々な興味に基づいて進学先を選び、活き活きと活躍してくれています。結果的にはいわゆる一流大学といわれるところに進学している場合も多いですが、それは手段であって目的ではありません。希望の進学先が決まった後は、その学校の試験に応じた内容の問題集をマイスタディの時間に行うなど、カリキュラムの対応も行っています。

4. カリキュラム

Q. どのような考えに基づいてカリキュラムを作っているのですか?
A. カリキュラム作成に当たっては、内外の先進的なスクールのカリキュラムや教材について調べた上で、LGSにふさわしいと思われるカリキュラムを、一部外部の専門家の指導も得ながら開発しています。教材選定に当たっては、以下の" IT's NEWコンセプト "を基準にしています。

<IT's NEWコンセプト>
I nterest 子どもが学習課題に興味を持つ
T ailored  個性が尊重され、興味や進捗に応じた学習プログラムが提供される
N o Limit  発展成長(学べること)に限界がない
E xpress  自己表現する機会が豊富にある
W hy  疑問(=知りたいという意欲)を持ち続ける
Q. 既存の学校で学ぶような基礎学力をどうやって身に付けるのですか?
A. ベイシック学習およびテーマ学習の中で学んでいきます。
LGSの特徴はテーマ学習やプロジェクト学習などの探究型学習に力を入れているところにありますが、探究型学習の基礎としての「読み書き算数」などの基礎学力を重視し、「ベイシック学習」の時間を中心に取り組んでいます。
基礎学習を身につけるにあたってポイントになるのは、「いやいややらされる」のではなく、「基礎学習を身につけることに意味があることを理解し、主体的に取り組む」ことです。低学年ではナビゲータから知識を与えることも多いですが、学年が進むにつれ、与えられるよりも自ら主体的に学習する時間が増えます。小学3年生以上では、各自が1週間毎の学習計画を立て、それに従ってマイペースで基礎学力を身につけていきます。
とくに日本語の習得に力を入れており、毎日、「読む、書く、聞く、話す」時間を豊富にとっており、人の意見を理解し、自分の意見を伝えられるコミュニケーション力を高めています。
また探究型の「テーマ学習」との連動も特徴です。テーマ学習で登場する語彙を「ベイシック学習」の日本語の時間で学ぶなど、興味のあるテーマと基礎学力を有機的に連携させて学んでいくことでさらなる定着を図っています。
Q. LGSフルスクールでは英語のクラスはどのように位置づけられていますか?
A. 小学生においてはネイティブ・スピーカーのナビゲータが週に一コマクラスを担当し、会話やゲームなどの実践を通じて英語の音や外国人とのふれあいに慣れることを重視しています。中学生では、ネイティブ・スピーカーのクラスとは別に、国際経験の有る日本人ナビゲータが読み書き文法なども学ぶ英語クラスを担当しています。基本的に国際社会に必要な基礎を身につけるという考えですが、即留学できるレベルが通常のクラスで得られるわけではありません。
Q. 学習においてコンピュータやインターネットをどのように活用するのですか?
A. 学習支援ツールとして、3通りの用途があると考えます。
  1. インターネットで世界中から情報を集めるなど、情報収集の手段として
  2. 写真や絵、音などいろいろな素材を用い、発表会で自分の考えを表現する手段として
  3. 試行錯誤を何度でも繰り返して、納得いくまで試せるシミュレーションの手段として
子どもたちは辞書や画用紙を使うと同じように、一つの便利なツールとして自然に使いこなしています。
一方で、LGSの特徴として、「実物・本物で学ぶ」ということを掲げていますので、デジタルのツールに頼ってしまうのではなく、実際に人と会う、現地を見に行くなどの体を使った活動により力を入れています。コンピュータやインターネットはあくまで補助的なツールであり、バランスをもって活用することが重要と考えます。

5. スタッフ・協力者

Q. どうして"先生"でなく"ナビゲータ"と呼ぶのですか?
A. 情報がネットワークによって誰でも手に入る時代となると先生がすべての必要な知識を持ち子どもに教えるという事はどんどん難しくなっています。むしろ子ども自身が主体的な探究者として、必要な情報を取捨選択する力をつけることが重要であり、大人は子どもの知的探検の側面支援者であるべきであるという考えから、"ナビゲータ"と呼んでいます。
Q. ナビゲータはどのような方針で子どもに接しているのですか?
A. LGSでは以下のようなナビゲータガイドラインを作成し、心掛けています。

<子どもを見守る>
どんなことに興味を持つか?何がうれしいか?悲しいか?
どのような表現をするか?どのように人と関わるか?
新しいことにどのように取り組もうとするか?
等、一人一人の特徴(違い)を観察する。
問いかけをするのもよいが、主体性や集中を妨げるほど関わりすぎないようにする。

<いい刺激を得られる環境を提供する>
興味のあることに一緒に取り組む
好奇心のきっかけとなるような体験、情報等へのアクセスを提供する
好奇心が深まるような質問をする

<フィードバックする>
結果や点数で評価するのではなく、観察を通じて自分が見たことや感じたことを素直に伝える。
いやなことはいやとはっきり伝える。
難しいときに子どもが甘えて頼ってくるときなど、ときには「自分でやってみて」と突き放すことも大事。
Q. LGSの推薦者・協力者にはどんな方がいるのですか?
A. LGSは探究型教育実践の先進的事例として注目されており、新聞、雑誌、テレビ等の取材や講演の依頼を受ける機会もよくありますし、数々の方々の応援・協力を頂いております。
国際バカロレア(IB)教育の第1人者である大迫弘和先生(IB日本アドバイザリー委員会委員、リンデンホールスクール中高学部校長、元千里国際学園学園長、同志社国際学院校長)、LGS提携校の「東京コミュニティスクール」の久保一之代表理事とは探究型学習普及の仲間として密接に連携させて頂いています。世界的に著名な経営コンサルタントの大前研一氏や東京大学の中須賀真一教授には開校時代より推薦者にもなって頂いております。

6. 保護者とスクールとの関係

Q. LGSフルスクールに子どもを通わせた場合、保護者に期待される役割はどんなものでしょうか?
A. お子さんの可能性、自主性を信頼し、過度に干渉することなく、自主的な学習、意志決定を奨励、支援されることです。またクラスの見学や、ご意見をいただくことも歓迎です。学期毎に発表会にお越しいただき、学期末には保護者面談を行います。LGSのナビゲータとコミュニケーションをとりながらお子さんの成長を暖かく見守り、ご支援頂ければと思います。
また、保護者の方には「やりたいことを、やりたい人が、やれる範囲でやる」を原則に自主的に活動していただいています。例えば「看板作り」「フリーマーケットへの参加」「夏休みの川遊び」などいろいろな企画が提案され実施されています。参加義務はありませんので、ご興味のある部分で、無理のない範囲でお力をお貸しください。
Q. 子どもの学校での様子を親にどういう形で報告してもらえるのですか?
A. 各学期末に、「アセスメント」と呼ぶ書面とともに面接で報告いたします。「アセスメント」は成績表・通知簿のような数字の羅列ではなく、お子さんがどのような活動を行ってどのように成長されたか、どんな強みをもっているか、あるいは今後の課題などにについてナビゲータが感じたことを文章で記述したものです。面接では、「アセスメント」の内容をご説明するとともに、お子さんの成長をどう育むかについて双方向で話し合います。

7. 費用

Q. フルスクールの授業料は他の学校と比べて高いですか?
A. 無料の公立学校に比べると当然高くなりますが、私立学校と同等のレベルです。むしろ寄付金がないぶん透明であるといえますし、少人数教育であることを考慮すれば決して高くはないと思います。
Q. 学費以外にどんな費用が発生しますか?
A. 岡本わくわくハウス~六甲山のびのびロッジ間のスクールバス代として、年に72,000円いただいております。これ以外にかかり得る費用としては、校外への見学における実費程度ですが、これらについては事前に保護者の方のご承諾を得て行います。なお寄付金等は基本的に募っておりません。
Q. このような学費の設定でスクールの経営は大丈夫なのでしょうか?
A. 無駄な経費を省くなど様々な工夫をこらし、安定的に運営しておりますのでご安心下さい。

8. 応募・入学資格

Q. 応募する前にスクールの様子を見学することはできますか?
A. 月に1日程度、見学会を設けています。原則として入学希望の方を優先してご案内しておりますがそれ以外にも様々な目的の方が見学にお越しになります。
Q. 入学の時期や定員はどのようになっていますか?
A. 基本的に新一年生の4月入学で、定員は7名です。第1次募集は前年9月に行います。第1次募集で定員に達した場合は3学期の第2次募集は行わないことになりますので、ご検討の方は早めにお問い合わせ下さい。
編入希望については、各学年のクラスの状況によってお受け出来る場合と出来ない場合があります。ご希望の方は直接お問い合わせ下さい。
Q. LGSフルスクールの入学資格は何でしょうか? 筆記試験や面接はあるのでしょうか?
A. 以下の3つが入学条件になります。
  • お子さん本人が見学・一日入学を通じてLGSに入学を希望していること
  • ご家庭の教育方針とLGSの教育方針の方向性が概ね一致していること
  • スクールの一日入学で他のお子さんやナビゲータとコミュニケーションがとれること
入学願書をご提出いただいた後に、お子さんのスクール一日入学、及び保護者面接を行い、それらを総合して、入学の判断をさせていただきます。筆記学力試験は行いません。
Q. LGSフルスクールは才能に恵まれた人のための英才教育なのですか?
A. 試験で選抜して英才を選ぶようなことはしません。LGSではすべての子どもに無限の可能性があると考えており、潜在的に持っている能力を発揮する手助けをする場所であると考えています。
Q. 障害児を受け入れますか?
A. 通常のクラス運営で受け入れ可能な範囲と判断できる場合、受け入れております。ただしとくに専門家が常駐しているわけではありませんし、個別のナビゲータをつけることも行っておりません。
Q. 外国人や帰国子女は入学できますか?
A. もちろん入学できます。ただしほとんどのクラスは日本語で行われますので、日本語でコミュニケーションが取れることが必要となります。
Q. 入学は考えていないのですが、イベントなどにスポット的に参加することはできますか?
A. LGSでは定期的に一般の方にご参加いただけるイベントを行っております。夏休みにはサマースクールを3泊4日で行っています。また、不定期ですが、イベントも行っております。これらのイベントは、ホームページおよび毎月1回発行の会報誌「ラーンネット通信」(有料)にてご案内しております。ラーンネット通信を購読ご希望の場合はお知らせ下さい。