ラーンネットについて

1. 理念

基本理念:Oplysning
Oplysning(オプリュスニング) とは、デンマーク語で"教育"を表わす言葉で
「自分を照らし、相手も照らし、お互いに成長する」 という意味。
英語の"enlightenment(啓発)"と同義
自分の中に火を灯す
人との比較や他人の評価について悩むことなく、
自分らしさを前向きにとらえ、
好きなこと・得意なことを見つけ、夢を持ち、
それに自信を持って取り組み、やり遂げることによって、
いきいきと生きる
人と互いに照らし合う
人の考えや気持ちをよく理解し、
争うのではなく共に行動し、
楽しみ、刺激しあうことによって
共に学び、成長する

2. コンセプト

1. 自立・探究型の学びの場です
すべての子どもは、あくなき好奇心、探究心を持っています。本人の意志と無関係に与えられる教育では、主体的な探究心や学習意欲が失われていきます。ラーンネットでは子どもの成長を支援する「ナビゲータ」が一人一人の興味や特徴を尊重します。子どもが自ら好きなテーマを選択し、主体的に学ぶ時間がたくさんあります。これにより、学ぶ楽しみをたっぷり味わい、自己肯定感を身につけます。
2. 社会で必要な「生きる力」を育みます
ラーンネットでは様々な活動の企画・実施や、日常に起こる問題解決の多くを子どもたち主体で行い、「ナビゲータ」がこれを手伝う形をとっています。日々の活動を通じて、社会でも重要な主体的に問題解決できる力や、自分の意見や気持ちを表現し、人の意見や気持ちを理解するコミュニケーション力を身につけます。
3. 基礎的な生活習慣・学習習慣を重視しています
好きなことを選択するということはわがまま好き放題にして良いということではありません。幼児期から小中学生の間は、その後の人生に重要な基礎的な生活習慣・学習習慣を身につける時期です。
食生活や睡眠時間、そして、自ら主体的に学習する習慣を身につけます。これはスクールだけで実現できることではありません。保護者の方とナビゲータが相談しながら、子どもたちの成長を見守ります。

3. ナビゲータ

ラーンネットでは、子どもの学習を側面支援するという意味で先生でなくナビゲータと呼んでいます。

ナビゲータの特徴

  1. 各分野において豊富な社会人経験を有し、その経験をナビゲーションに活かしています。
  2. 子どもがどんなことに興味を持つか?どのような表現をするか?どのように人と関わるか?等、一人一人の特徴(違い)を観察し、主体性や集中を妨げないように接しています。
  3. 自分が興味をもつ社会分野との関わりを大切にしながら、常に視野を広げ学び続けています。

ナビゲータの役割

  • 子どもを信頼し、いい点をみつける
  • 自ら良い見本を見せる
  • 本物・自然とのふれあいや人との出会いの機会をつくる
  • 子どもとの対話によって刺激しあい、ともに学び、成長する

4. 沿革

1996年 4月 ラーンネット・グローバルスクール設立。
六甲わくわくハウス(阪急神戸線・六甲駅近く)にて、アフタースクール開校。子ども向けコンピュータ言語ロゴを使った教室「 ロゴ・パソコンランド 」 が最初のクラス。
1997年 4月 アフタースクールを拡充 (全9クラスに)
~ レゴロゴ、英会話、算数、アート、アウトドアなどのクラスを新設
1998年 4月 フルスクール開校、第1期生を迎え、テーマ学習、プロジェクト学習などの探究型学習カリキュラムの実践を開始。
(場所は六甲わくわくハウス。小学クラスのみ)
7月 フルスクール拠点として、六甲山のびのびロッジを取得
8月 六甲山のびのびロッジにて、第1回サマースクールを開催
2000年 3月 わくわくハウスが六甲から岡本(阪急神戸線岡本駅近く)に移転
4月 幼児クラス(現バンビーナ)、中学クラスを新たに開設
11月 NHK(総合)の「人間ドキュメント」にて、フルスクールが特集される
12月 炭谷俊樹著「第3の教育」を角川書店より出版
2001年 4月 モンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園「バンビーナ」開校 
「第3の教育」メールマガジン発刊 (現在も継続中)
アフタースクール「らくだ教室」開講
2002年 10月 第1回ナビゲーション講座 基礎編を実施。18名の受講生が集まる。以来年2回のペースで開催中。
2010年 11月 炭谷俊樹著「ゼロから始める社会起業」を日本能率協会マネジメントセンターより出版
2011年 10月 アフタースクールで、「臨床美術」のカリキュラムによる造形教室「ダヴィンチクラス」開講
2013年 1月 炭谷俊樹著「実践 課題解決の新技術」をPHP研究所より出版
5月 炭谷俊樹著「第3の教育」電子書籍版をPHP研究所より発刊

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